土のしごと 展
2012年3月2日(金)〜19日(月)
12:00〜18:00(土日は17:00まで)
休廊 木曜
*初日オープニングパーティー 18:00〜20:00

吉田菊香 はにほ(器・いいだくにこ×絵・神谷可奈子) 今村仁 岩熊力也
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吉田菊香     今村仁「クッキーにつかまる人」
吉田菊香 今村仁
 岩熊力也「盆獣」   はにほ
岩熊力也 はにほ(器・いいだくにこ×絵・神谷可奈子)
   

陶芸展「土のしごと展」では、思い出をテーマに蓋付の小物入れをシリーズで制作する吉田菊香さん、素朴な風合いの器に生き生きとした動物や植物を描いたはにほの2人のお皿やマグカップ、無名の陶工たちの仕事に想いを馳せて陶芸に挑んだ今村仁さん、盆獣(ぼんじゅう)と題して噴火口をイメージさせる鉢と絵画の展示をする岩熊力也さん、画家と陶芸家の土のしごとを、どうぞたっぷりご覧下さい。
 
初日には作家を囲んでのオープニングパーティーを開催します。ちょっとしたおつまみとお飲物を用意してみなさまをお待ちしております。


[ 作家コメント ]



■ 吉田菊香

『おもひで小箱シリーズ』と題して、以前から蓋ものを作ってきました。蓋をすることによって、中身が見えない、秘密のものへと変化する様子に惹かれています。

『思い詰める、思い込む、というような気持に、蓋をする。そして時々開けては、思い出す。』

その行為は人間の内側で、常に繰り返されているものです。
おもひで小箱には、いろんな気持ちを詰めて、身近に置いて楽しんで頂ければとおもいます。



■ 今村仁


作陶経験はまったくないのですが、陶芸を観るのは好きでした。樂焼の初代・長次郎、本阿弥光悦、民藝運動にかかわる無名の陶工たちの仕事。故郷の大分県では小鹿田焼(おんたやき)がある。昔は「猫皿」と呼ばれ、その名のごとく、猫まんまとして人間の食べた残飯をその皿に載せて分け与えていたらしい。打ち掛け、流し掛けといった荒々しい表現によるそれらの景色は、さながら抽象表現主義の絵画のようにも見えました。
今回、画家としてどのような陶芸作品ができるのか自分自身楽しみですし、未経験者ゆえの拙さや、自由な表現ができれば良いと思っています。



■ はにほ器・いいだくにこ × 絵・神谷可奈子

陶芸家と画家のコラボユニットのはにほです。
互いが作品の上で馴染み合い一つの呼吸をしていけたらと思い制作に励んでいます。
食卓のちょっとした彩りになれば幸いです。



■ 岩熊力也

正直なはなし器や焼き物にさほど興味があるわけではない。博物館などでもどちらかというと流しながら観てしまう方だ。しかしその器の取っ手や足などに獣や鬼の類いがへばりついていると自然と私の視線はそこに釘付けになる。引き寄せられ足も止まる。呪物フェチなのだろうか。
働いている遺跡発掘の現場では土の中から出てきたばかりのものには呪性を感じるのだが、土を落とし水洗いした途端にガラクタと化してしまうものは山ほどある。土が宿す記憶にこそ呪性も宿るのか。ならば土を焼くとはその土の記憶に形を与える行為なのだろう。今回そんなものが出来ればいいとは思ったが、土の記憶にまでは至らなかった。呪物フェチの片鱗だけでも御覧いただければと思う。




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