

久しぶりの展覧会について
アトリエを相模湖の奥に移して20年近くが過ぎて、気張った制作も生き方もできなくなった、と思っている。
ここ2年制作以外の生業勤務も山の中。滅多に 人混みにでなくなり、情報貧乏も平気になりました。
だからといって仙人のように暮らしている訳ではなく「文化は過疎を救えるか?」てなしごとをしてい る。
しごとがら自然=風景とは年中対話しようとし対峙しているが、どーも普段の絵描きの眼とは違う眼で眺ている。
一瞬しごとを離れた時、透明な清流ので も固く反影する川面に目をとられると、気づく。「ボクハココニアル」と。
だから僕は描き続けるし、その絵は「ワタシハココニアル」ことを何度でも意識化 するための仕掛け、オハナシでありたいんだ、な。
菊池敏直